Texas Instruments(TI)は、同社の2K対応「DLP Cinema」および今後登場する4Kプラットフォーム向けのすべてのDLP Cinemaサブコンポーネントが、Digital Cinema Initiative(DCI)基準の評価基準テストを完了したと発表した。
今回の手続き審査の通過は、DCI基準に対応する上で重要なステップであり、DLP Cinemaはプロジェクタ技術として初めての審査通過となったいう。これにより、DLP CinemaのパートナーであるBARCO、Christie Digital SystemsおよびNECの各社は、今後数カ月の間に次世代DLP Cinemaプラットフォームを採用した新製品の出荷が可能となる。
DLP Cinemaプロジェクタが採用するランプは、競合他社が採用しているランプと比較して、1.5kW以下と電力消費量が少ないため、ランプ交換費用が少なく済み、耐久性が高く、消費電力も少なくすることが可能。このため映画館にとってはコスト効率に優れたソリューションとなり、世界各国の約2万スクリーンに導入されている実績を有していることに加え、そのうち1万以上のスクリーンでDLP Cinemaデジタル3Dテクノロジーが導入されている。
さらに、2009年から投入されたDLP CinemaによるIMAXデジタルプロジェクションシステムは、すでに世界の155カ所で採用されている。