Open Embedded Software Foundation(OESF)は3月10日、会員各社が開発を進めていた組み込みシステム向けAndroid「Embedded Master」の一般公開を開始したことを発表した。
Embedded Masterは、Android1.6をベースとし、ARMプロセッサに対応したバージョンが公開される。また、今回のリリースでは、以下の拡張が実装された。
- IP Phone Extension
- BlueTooth Extension(Bluetooth拡張対応、HID・SPP・OBEX機能など)
- Remote Control Extension(赤外線・Bluetoothリモコンでの操作)
- Pointing Device Extension(マウスやポインタ・カーソル対応)
- User Interface Extension(大画面向けのGUI作成APIなど)
現在OESFは発足から約1年が経ち、参加団体数は65団体を突破している。今後、順次対応プロセッサや共同開発が進められている各種機能を会員間でのテストが完了次第順次、公開が行われていく予定のほか、Android2.1への対応も2010年6月下旬の公開が予定されている。