印刷のネット通販事業を行うグラフィックは、絵画や写真などのアート作品を高精細に複写する美術プリント「ジークレー・ド・グラフィック」のサービスを開始した。

同サービスでは、絵画や写真などの作品の撮影からプリントまでの一括管理システムを導入(デジタルアート作品は撮影不要)。プリントはRGBベースの12色インクで高精細かつAdobeRGBに迫る広い色再現領域を実現し、150~200年規模の高い保存性を持つという。

素材にはフランス製高級美術用紙「アルシュ」や、徳島産和紙「阿波紙」、英国製バライタ写真用紙「ハーマン」、米国製プロフェッショナル「キャンバス」などを使用し、さらに様々なタイプの額装・マウント加工にも対応。作家自身が同社の工房にてプリント監修に立ち会うことも可能で、作家認定作品であることを証明する証書の発行も行うとのこと。価格はA4以内1枚の場合、アルシュ水彩画用紙で4,700円~、プレミアムRC写真用紙で2,400円~などとなっている。A0、B0などの大判にも対応する。

このサービスに用いられる「ジークレー」という手法は、文化財の複製・デジタルアーカイブ、またルーブル美術館やメトロポリタン美術館など各国の美術館の展示作品にも利用されいるという。

「ジークレー・ド・グラフィック」