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Interview: Paul Cotton on Microsoft Participation in the W3C HTML Working Group - W3C BlogにおいてMicrosoft、Paul Cotton氏に実施したインタビューの内容が公開されている。Paul Cotton氏はMicrosoftからW3C HTML Working Groupの共同議長としてW3C HTML Working Groupの活動に参加している人物。
インタビューの内容はMicrosoftがW3Cと関連してどういった活動を実施しているかという紹介とHTML5に関する考察、ワーキンググループに関する質問への回答などになっている。興味深いのは最後の2つの質問とそれに関する回答だ。簡単にまとめると次のとおり。
質問 - HTML5は依然として策定段階にあるわけだが、IE8ではHTML5をどの程度サポートしているか
IE8がサポートしているHTML5機能の例 |
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AJAXナビゲーション、ネットワークコネクティビティイベント (W3C HTML 5 Working Draft) |
DOMストレージ、クロスドメインリクエスト、クロスドメインメッセージング (W3C Web Applications) |
ネイティブJSONサポート (ECMAScript-262 Language) |
CSSセレクタ |
Mutable DOMプロトタイプ |
回答 - HTML5で策定が進められている機能のうちいくつかの機能はすでにIE8でも実装されている。Giorgio Sardo Blog : IE8 and HTML 5にそのあたりの情報がうまくまとまっている。
質問 - IE9ではHTML5サポートはさらに進むだろうか
回答 - Microsoftは競合他社やWebコミュニティとともにW3C HTML5への取り組みにかなりの投資を実施している。十分に検証され広く互換性を確保した安定した標準規約を実装することを望んでいる。この点に関してはMicrosoft MIX10: Designers & Developers Las Vegas March 15-17においてより詳細な情報を発表する。
Firefox、Chrome、Safari、OperaなどIE以外の主要ブラウザは策定段階にあるHTML5の実装を積極的に進めている。IEはほかの主要ブラウザと比較してメジャーアップデートバージョンのリリース間隔が長く、こうした標準規約への対応も遅くなりがち。最大シェアを持っているだけに、HTML5の機能にどのタイミングでどの程度対応していくのかは注目が集まる。