日本テラデータは、同社の大容量データ分析用超並列処理サーバ「Teradata Extreme Data Appliance」の最新モデルとなる「Teradata Extreme Data Appliance 1600」を3月5日より販売開始した。

同製品はIntel NehalemクアッドコアXeonプロセッサとハイパースレッディング技術の採用が特徴となっており、従来製品(Teradata 1555)と比べ、メモリの搭載容量が3倍となっている。また設置面積に関しては、Terradata 1555比で約半分で済むという。

ユーザー使用領域については、超大容量データの分析に対応するため、最大で50PB(ペタバイト)まで割り当て可能となっている。

製品はあらかじめノードやストレージが1つのキャビネットに統合され、データ分析用途に最適化された構成で出荷されるため短時間で利用きる。

同製品の仕様と特徴は以下の通り。

特徴 キャビネットに完全に統合された設計
ノード、プロセッサ インテル・クアッド・コアXeonプロセッサを搭載した MPPノード構成(キャビネットあたり 2ノード)
OS SUSE Linux Enterprise Server 10 SP1 (64bit)
Teradataデータベース Teradata 12.0 以降
ストレージ装置 1TB SAS ドライブ
ドライブ数 ノード当たり 72個
ユーザー使用可能領域 最大 50PB
スケーラビリティ 最大1024ノード
可用性 RAID1(オプション)フォールバック/ホットスタンバイ・ノード
メモリ ノード当たり 48GB

同製品の価格は、最小構成(ユーザー領域 29テラバイト)で6,390万円~となっている(ハードウェア、ソフトウェア含む)。

Teradataプラットフォーム・ファミリーのラインナップと製品の位置付け