日本テラデータは、超並列処理サーバのフラッグシップモデルである「Teradata Active Enterprise Data Warehouse」の最新機種「Teradata Active Enterprise Data Warehouse 5600」の販売を3月5日より開始した。

同製品には「5600C」と「5600H」の2つのモデルが用意されており、5600HにはIntel NehalemクアッドコアXeonプロセッサが2つ搭載される。ストレージについては従来製品に比べて約30%の性能向上が図られている。また、ネットワークバスの改良も施されており、こちらは従来比で約2.5倍のデータ転送が可能だという(いずれも同社調べ)。「5600C」はエントリー用エンタープライズDWH向けとして位置付けられているが、CPUとメモリの追加によって「H」へのアップグレードが可能だ。

製品の仕様と特徴は以下の通り。

5600C 5600H
特徴 共存あるいはエントリー用エンタープライズ・データウェアハウス向け ハイパフォーマンスなエンタープライズ・データウェアハウスやアクティブ・データウェアハウス向け
ノード、プロセッサ インテル・クアッド・コアXeonプロセッサを1つ搭載したMPPノード構成(キャビネットあたり 9ノード) インテル・クアッド・コアXeonプロセッサを2つ搭載したMPPノード構成(キャビネットあたり 9ノード)
OS SUSE Linux Enterprise Server 10 SP1(64bit)/Windows Server 2003(64bit)(予定)
Teradataデータベース Teradata12.0以降
ストレージ装置 146GB / 300GB エンタープライズ・クラス FCドライブ
ドライブ数 ノード当たり 84個 ノード当たり 160個
ユーザー使用可能領域 ノード当たり 6.1TB ノード当たり 11.6TB
スケーラビリティ 最大 1024ノード
可用性 RAID1/ノード・フェール・オーバー&リカバリー/ホットスタンバイ・ノード
メモリ ノード当たり 24GB ノード当たり 48GB

同製品の価格は、最小構成(ユーザー領域 3テラバイト)で1億2460万円~となっている(ハードウェア、ソフトウェア含む)。

Teradataプラットフォーム・ファミリーのラインナップと製品の位置付け