ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンは3月4日、新しいセキュリティ・アプライアンス「WatchGuard XTM 5 Series」および「同 XTM 2 Series」の出荷を開始した。XTM 5 Seriesは最大1,500ユーザーの中堅企業向け、XTM 2 Seriesは最大50ユーザーの中小企業および拠点向けの製品。
両シリーズは、WatchGuardの新しいOS「Fireware XTM 」を搭載することで、高いセキュリティ機能を実現する。リスクが高いIM、Skype、P2Pアプリケーションなどをブロックできるほか、HTTPSパケットに隠された攻撃、VoIPや統合通信攻撃などにも対応できる。
加えて、ディープパケットインスペクション、ステートフルパケットインスペクション、プロキシ技術を組み合わせることによって、アプリケーション層までをインスペクションできるのも両シリーズの特徴だ。
XTM 5 Seriesは2.3Gbpsのファイアウォール・スループットを実現しているうえ、すべてのセキュリティ・サービス(ゲートウェイアンチウイルス、IPS/IDS、URLフィルタリング、迷惑メール対策)を利用している場合でも、800Mbpsのスループットを達成する。
また、XTM 5 Seriesはクラスタリングが可能で、アクティブ/アクティブなアベイラビリティ機能とロードバランス機能によって、最大のアップタイムを実現するほか、WAN /VPN フェールオーバー機能により、高パフォーマンス・冗長性・信頼性を確保する。
XTM 2 Seriesは3つのモデル(XTM 21、XTM 22、XTM 23)、XTM 5 Seriesは4つのモデル(XTM 505、XTM 510、XTM 520、XTM 530)で提供される。