就業時間中に業務に関係のないサイトを閲覧するのはあまり好ましいこととはいえない。ネットワーク閲覧に制限が設けられていないケースでも、アクセスログは監視されているかもしれないし、上司や人事担当の目に留まれば評価にも影響を与えかねない。
本人にその意思はなくとも、検索結果からそういったサイトに飛んでしまうこともある。Twtitterの影響もあってリンク先の予測がつかないショートURLの利用も増えており、URLからの判断も難しいケースがある。How to Safely Open Unknown (sometimes NSFW) Web Pages at Work Without Getting Caught - Digital Inspirationにおいて、業務中に安全にWebページを閲覧する4つのテクニックが紹介されている。紹介されているテクニックは次のとおり。
1. ショートURLは展開してチェックする
ショートURLは閲覧するまえに展開してチェックする。LongURLなどが利用可能。たとえばGoogle URL Shortenerのサービスを使うと「http://journal.mycom.co.jp/enterprise/headline/」のURLは「http://goo.gl/omiY」まで短縮されるが、LongURLを利用することで元のURLを得ることができる。LongURLはURLを調べるのみならず、対象となるページのスナップショット画像も表示してくれる。
2. Webページを閲覧するかわりにPDFにしてダウンロードする
Webサイトの閲覧はフィルタリングソフトウェアで監視されている可能性がある。PDFmyURL.comでは入力したURLのコンテンツをPDFにしてダウンロードするサービスを提供している。こうしたサービスを経由してPDFとして閲覧することで、フィルタリングを避けられる可能性がある(ただし試した限りでは、日本語を含むサイトの変換後PDFは綺麗なフォントとは言い難い)。
3. Webページを閲覧するかわりにスナップショットとしてダウンロードする
Aciary.comでは画像編集のオンラインアプリケーションを利用する機能のひとつとして、Webページのスナップショットを取得するサービスをAviary Screen Capture : Talonとして提供している。このサービスを経由すれば対象ページを画像として閲覧することができる。PDFデータが解析されるようなケースにも対処できる(ただし試した限りでは、画像に取得できないサイトが多々みられた)。
4. ブラウザの表示にマスクをかける
作業中の画面は同僚や上司、または監視カメラを経由してチェックされている可能性がある。Variably SFWは指定されたURLのコンテンツを表示し、それに黒でマスクをかけるサービス。同サービスを使うと、閲覧中のページにマスクをかけてき、必要なときだけマスクを薄くしてコンテンツをチェックするといったことができるようになる(ただし試した限りでは、クォート制限を受けて同サービスは停止している)。