米Googleは3日(現地時間)、Gmail、Google NewsやGoogle Readerなどで採用しているスター機能をWeb検索やマップ検索などに拡大した。検索のパーソナル化の一環で、ユーザーが興味を持ったオンラインコンテンツの再発見を手助けする。
3日時点で英語版のGoogle検索およびGoogle Mapsでスター機能が利用可能になっている。Googleアカウントでログインした状態で、それらのサービスを使って検索すると結果の横にスターマークが表示され、ワンクリックでスターを付けられる。スター付きのコンテンツは「Starred results for・・・」として、関連する検索で最初にリストされる。例えば、NFLチーム「オークランド・レイダース」の公式サイトにスターを付けている場合、「Raiders」の検索結果でスター付きコンテンツとしてリストされるほか、「NFL」や同チームのオーナー「Al Davis」の検索などにも反映される。検索で付けたスターは「Google Bookmarks」「Google Toolbar」に同期され、これらからスターの管理が可能。
なおスターは、Googleが08年11月に提供開始した「SearchWiki」に代わる検索結果のパーソナライズ機能になる。Googleによると、オンラインコンテンツに手軽に印を付けられる機能はユーザーに好まれたが、検索結果の順番のカスタマイズは歓迎されなかった。SearchWikiの注釈機能を使用していたユーザーには「Sidewiki」の利用を勧めている。