日本テラデータは、同社独自の超並列リレーショナル・データベース「Teradataデータベース」向けに、暗号化セキュリティソフト「Protegrity DPS」の販売を開始した。

Protegrity DPSは、Teradataデータベース上でテーブルのカラム単位でのデータ暗号化を可能にし、管理ツールで設定したセキュリティポリシーによって、ユーザーのデータ操作や閲覧権限を管理できる。また、データベースの管理者権限とセキュリティ管理者権限が明確に分けられているため、データベースへの不正なアクセスやデータの持ち出しといったユーザーの不正利用を未然に防ぐことができる。

なおProtegrity DPSはクレジットカード業界におけるグローバルセキュリティ基準となっているPCI DSSなどに対応しており、世界ではすでに多くのTeradata製品ユーザーに導入されているという。

Protegrity DPSの価格は、Teradata SMPサーバーの単一ノード向け最小構成ライセンスで972万円(税別)。国内でのビジネス展開については、サーバー暗号化ツール導入やコンサルティングで実績を持つMONET(モネット)と協力しながら販売活動を行っていく。