富士ゼロックスは、データセンター上で文書を保管する中小企業向けのクラウドソリューションの提供を開始した。

同ソリューションは、同社の複合機および文書管理ソフトウェア「DocuWorks」との連携により実現されるもの。電子文書のみならず、紙文書をスキャンしたデータについても、自社で専用サーバなどを用意することなく重用文書を一元管理できる。

クラウド上に保管された文書はDocuWorksから管理可能で、同ツールからデータの検索や一覧表示、ダウンロードといった操作が行える(別途DocuWorks7.0のプラグインソフトウエア「文書ストレージ連携フォルダー for DocuWorks 1.0」が必要)。

DocuWorksは従来パッケージ製品として提供されていたが、本サービスの開始に伴い月額課金のサービス方式(1ライセンス500円/月)でも利用可能となる。

同サービスを利用するには同社のネットワークアウトソーシングサービス「beat」の契約が必要。管理される文書は同サービスを介して暗号化が行われ、復号の際はユーザーのオフィスに設置されたファイアウォール製品「beat-box」が必要になるため、文書喪失リスクや通信時の情報漏えい対策としても有効だという。

サービスの利用イメージ