OpenSolaris OS - Free Open Source Software - OpenSolaris ZFS |
2月26日(米国時間)にIRCで実施されたOpenSolarisの定例会議にOracleのDan Roberts氏が登場。OracleがOpenSolarisやSolarisに対してどういった姿勢であるかということを伝えている。ログに記録されているDan Roberts氏の発表から特にOpenSolarisに関連する内容をまとめると次のとおり。
- OpenSolarisのリリースは継続する。直近ではOpenSolaris 2010.03がそれに該当する
- SolarisのロードマップはSunが定期的に実施していたものとはだいぶ異なる。現段階で言えることはないが、従来よりも多くの投資を実施していくということは間違いない
- OpenSolarisはオープンソースとして継続し、コミュニティへの積極的なサポートと参加も継続する
- OracleはSunがSolarisに対して実施していた投資よりも多くの投資をSolarisに対して実施しており、ほかのOSSプロジェクトへの取り組みと同様にOpenSolarisへの技術寄贈も継続していく
- 顧客の要望があればOracle Sun SystemsにおいてOpenSolarisを選択できるように保証していく
- OpenSolarisユーザグループはOracleユーザグループに統合される必要はないし、するかしないかはユーザ次第
同じく定例会議で発言しているPeter Tribble氏はSunを買収したOracleがOpenSolarisに関する具体的な計画を発表せず、そしてコミュニティとの付き合いにも失敗していると非難していた。Oracleからこうした会議の場に現れたことにはそういった懸念を払拭する狙いがあるとみられる。