米Xeroxは2月19日(現地時間)、同社が保有する検索関連技術の特許を侵害しているとしてデラウエア州の連邦地方裁判所に米Googleと米YouTube、米Yahoo!を訴えた。侵害行為の差し止めと損害賠償を求めている。

Xeroxが侵害されたとしている特許は2件。1つは2001年に取得した「異なるドキュメントやデータソースからの情報を統合するためのシステムおよび手法」で、ユーザーレビューを基にWebページをアップデートする仕組みなどに用いられる。これがGoogle MapsやGoogle Video、YouTube、Yahoo! Shoppingなどに使われているという。もう1つは2004年に取得した「自動的にクエリを生成するシステム」で、GoogleのAdSenseおよびAdWords、Yahoo!のSearch Marketing、Publishing Network、Y!Q Contextual Search softwareなどでの侵害を指摘している。

Xeroxは、GoogleとYahoo!に技術ライセンス契約を持ちかけたものの交渉がまとまらず、今回の提訴に踏みきったという。