Xilinxは、同社のプログラマブルプラットフォームが次世代プロセスである28nmへの対応を果たしたことを明らかにした。High-K/メタルゲートを採用した28nmプロセス採用FPGAはTSMCおよびSamsung Electronicsより2010年第4四半期に供給予定となっており、デザインスイーツである「ISE Design Suite」の対応は2010年6月から開始される計画となっている。
同プラットフォームの活用により、従来比でスタティック消費電力を半減しつつ、かつダイナミック消費電力も20%低減することが可能となるほか、最大集積度を2倍に向上したFPGAをシステム設計者に提供することが可能となり、システムコストを最大33%低減することができるようになるという。
また、アーキテクチャを「ASMBL」に統一したことにより、デザインの修正負担の軽減が可能となるほか、Spartan-6およびVirtex-6のユーザーが次世代製品へ移行する際の作業を容易にすることができるようになっており、IPの開発および再利用も容易に行えるようになるとしている。