みずほ情報総研とアドバンスト・メディアは2月23日、iPhone 3GS向け営業支援システムに対応するセキュアな「音声認証」機能を開発し、AIGエジソン生命保険に試行導入することを発表した。
今回開発した音声認証機能は、声紋認証に他の認証技術を組み合わせることにより、誤認率を0.00000003%以下に抑えている。これにより、スムーズかつ厳格な本人認証を実現するとともに、録音音声などを利用したなりすましなどの不正アクセスを防ぐ。
またAIGエジソン生命は、アドバンスト・メディアの開発したiPhone 3GS向け「AmiVoice音声認識エンジン」に、みずほ情報総研が開発した「汎用音声認識保険言語モデル」を組み合わせた音声認識機能も導入。これにより保険用語の誤認識の削減と迅速な文章入力が実現されるため、営業社員がiPhone 3GSを用いて社内メールや営業支援サイトにアクセスする際、音声認識によるメール作成業務や顧客データの検索などが迅速に行えるようになる。
みずほ情報総研とアドバンスト・メディアは試行導入を通じて、新たな用語を追加するなどの改善を施し、6月の本稼動に向けて準備を進めていく。