一般社団法人『eビジネス推進連合会』が22日、正式に発足した。会長には、楽天代表取締役兼会長 三木谷浩史氏が就任。インターネットビジネスの拡大と日本の国際競争力の強化を目的とした経済団体で、1,665社が参加している(2月17日時点)。

eビジネス推進連合会が発足。写真左から、三木谷浩史会長(楽天)、喜多埜裕明氏(井上雅博 副会長代理・ヤフー)、藤田晋 幹事(サイバーエージェント)、金丸恭文 監事(フューチャーアーキテクト)

eビジネス推進連合会では、政策提言活動や各種ワーキンググループ、勉強会などを行なっていく。三木谷会長は、国内行政は諸外国にくらべてeビジネスに制約をかける傾向があると説明。医薬品ネット販売規制を例に挙げ、「ライフラインとなっているネットに規制をかける、そういう勢力には対抗していく」とした。また、同日開催された会員懇親会では、日本の小売りに締めるeビジネスの比率が極めて低い点や諸外国が積極的にeビジネス推進政策を進めている状況にも触れ、同団体の活動を通じて、日本の国際競争力の強化に貢献していきたいと語った。

同団体の役員等構成は次のとおり。井上雅博 副会長(ヤフー代表取締役社長)、藤田晋 幹事(サイバーエージェント代表取締役CEO)、金丸恭文 監事(フューチャーアーキテクト代表取締役CEO)、別所直哉 事務局長(ヤフーCCO兼法務本部長)。2月17日時点の会員数は、一般会員238社、賛助会員1,427社となっている。