無料オンライン百科事典「Wikipedia」を運営する非営利団体Wikimedia Foundationは17日(米国時間)、Googleからの200万ドルの寄付を明らかにした。
Wikimedia FoundationにGoogleが寄付するのは今回が初めてだ。寄付金は、トラフィック増に対応するためのインフラ強化を含む同団体の中核事業コストに充てられる。またWikipediaの使い勝手およびアクセス性の向上に向けた取り組みにも使われるという。
Wikimediaは運営資金の大部分を個人からの寄付に頼っている。今年1月に、2009-10年の資金調達活動を通じて240,000人から800万ドルを超える寄付を集めたことを発表した。それでも3四半期分であり、年度予算の目標には到達していなかった。
発表の中で、Googleの共同創設者であるSergey Brin氏は「Wikipediaはインターネットのすばらしい功績の1つに挙げられる。コミュニティによって生成されたコンテンツの巨大なライブラリは、全てのネットユーザーにとってかけがえのない貴重なリソースである」と語っている。