グレープシティは2月17日、Java EEシステム向け入力フォーム用コンポーネント「InputMan for Java EE 2.0J」を3月24日から発売開始すると発表した。

同製品はテキスト、マスク(定型書式)、日付など9種の入力に特化したコンポーネントと5種のデータ検証コンポーネントから構成され、快適な操作性と精度の高いデータ入力を両立するWebフォームを短期間で構築することを可能にする。

また、GUIの専用デザイナ上でコンポーネントのスタイルや書式、入力値の制限をプロパティとして設定し、JSPとJSFカスタムタグとして出力できる。

JSPとJSFのカスタムタグ自動生成機能を搭載した専用のデザイナの画面

新たに追加された5種類の検証コンポーネントは、全角/半角、ひらがな/カタカナ、数字、記号などの入力可能文字種の制限、文字数制御、日付比較、数値や日付の入力範囲設定、入力禁止文字列の設定が行える。

また、新機能のファンクションキーコンポーネントはキーボードのファンクションキーやHomeキー、Endキーなどをフックし、各キーに処理を割り当てることができる。キーはWebフォーム上にも表示され、クリック操作にも対応している。

そのほか、マルチカラムリストをドロップダウンできるコンボコンポーネントが追加された。リストは画像を表示し、データソースと接続することができる。加えて、リストをドロップダウンせずにコンボボックス内にデータを1つずつ表示させるスピンボタン機能も備えている。

マルチカラムと画像表示

価格は5台の端末まで利用可能な開発ライセンスが9万4,500円、運用サーバライセンスが73万5,000円となっている(いずれも税込)。