米国航空宇宙局(NASA)は、2010年3月18日に予定していたスペースシャトル「ディスカバリー」(STS-131/国際宇宙ステーション組立てミッション(19A)の打ち上げ予定日を4月5日の6時27分(日本時間同日19時27分)に変更したことを明らかにした。
これは、打ち上げ場所であるフロリダ州に寒波が襲来、低温化でのシャトル組み立てなどを行うと、シャトルのスラスタが破損する恐れがあることから、オービタ整備施設(OPF)からシャトル組立棟(VAB)へのオービタの移動スケジュールを見直したことによるもの。
今回のミッションでは日本人宇宙飛行士である山崎直子氏も搭乗予定で、打ち上げられた場合、国際宇宙ステーション(ISS)には先に滞在している野口聡一宇宙飛行士と合わせて2名の日本人が滞在することとなる。
山崎宇宙飛行士は、約13日間のフライトを予定しており、ISSへの日用品や実験機材の補給のほか、ロボットアーム操作などを行う予定となっている。
なお、スペースシャトルは2010年内の引退が予定されており、今回の打ち上げを含めて4回の打ち上げを残す限りとなっている。