NTTドコモ(以下、ドコモ)は2月15日、千葉大学大学院医学研究院耳鼻咽喉科とドコモ環境センサーネットワークによる花粉飛散量のデータを用いた花粉症に関する共同研究を2月15日から11月30日まで実施することを発表した。
共同研究では、同大学同学部同科が実施する花粉症の臨床研究において、被験者約100名に携帯電話を貸与し、ドコモ環境センサーネットワークで計測した花粉の飛散量とドコモの携帯電話の「オートGPS機能」による位置情報を紐付けて各被験者の花粉曝露量を算出し、被験者の花粉症症状との関連性を検証する。
また花粉情報の解析、プログラムの開発などについては、研究協力者であるウェザー・サービスより技術支援を受ける。
実証実験のイメージ |
同社は同研究により、これまで把握できなかった個人ごとの花粉曝露量などのデータを活用した臨床研究方法を確立し、ドコモ環境センサーネットワーク事業の医療への展開を図る。研究結果は学会などでの公表が予定されている。