グーグルは10日、米Googleが9日(現地時間)に発表した『Google バズ(Buzz)』に関する説明会を開催した。Webメールサービス「Gmail」でのやりとりをベースにしたソーシャルサービスとなっており、TwitterやFlickrなど外部サービスとも連携していく。
Google バズは、Gmailの機能の1つとして提供される、Twitter風のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)。同サービスでは、メールやチャット等で頻繁にやり取りをしている相手を自動でフォローする機能を搭載しており、手作業で友人等を登録する手間が大幅に軽減できる。なお、相手にフォローされるのが嫌な場合は、フォローをブロックすることができる。
投稿コメントは「バズ」と呼ばれ、1バズあたりの投稿文字数に制限は無い。公開範囲は一般公開 / 限定公開が設定できる。バズはGmailの受信トレイに集約され、トレイに表示されているバズをクリックすることでコメントなどをフォローできる。また、不要なバズを表示しないように設定する「ミュート」機能を備えており、必要な情報のみを閲覧しやすい環境を作ることができるという。
そのほか、FlickrやTwitter、PicasaといったWebサービスのフィードを取り込み、表示できる。ただし、現状ではバズがら直接他サービスに投稿することはできないとのこと。同社では「今後、検討・開発を進めていきたい」としている。また、現在同サービスではread APIのみ公開しており、今後、更なるオープン化を進めていくとのこと。
なお、同サービスはiPhoneとAndroid携帯に対応したモバイル版も提供される。また、同サービスの機能や詳細について、動画で公開している。
冬期五輪の特設サイトをオープン
さらにの日、カナダ・バンクーバーで開催される2010年冬季五輪に向けた特設サイトの公開も発表された。Google Earthにより、競技会場の概観を3D画像で見ることができるほか、スノーモービルの搭載カメラで撮影したという、会場のストリートビューなどを掲載。競技のスケジュールやメダル獲得数などがほぼリアルタイムで確認できるコンテンツを用意している。