日立製作所は2月10日、IBM製CPU「POWER7」を搭載したサーバ製品3機種を発表した。
POWER7は、IBMが9日に発表したばかりの新CPU。最大8コアを搭載できるほか、32MBの大容量L3キャッシュを「eDRAM(embedded DRAM)」としてCPUに内蔵しており、200G FLOPS超の高い処理能力を備える点が大きな特徴。
今回日立が発表したのは、ハイエンドサーバ「EP8000 780」と、ミッドレンジサーバ「EP8000 770」「EP8000 750」の3機種。EP8000 780では、トランザクション処理性能で従来比約1.2倍、性能あたりの消費電力量で従来比約80%削減を実現。EP8000 770およびEP8000 750では、トランザクション処理性能を従来比約4倍にまで向上させている。
基本スペック、価格、出荷時期は以下のとおり。
モデル | 形状 | プロセッサー(周波数) | 最大プロセッサー数(way) | メモリ容量 | 価格 | 出荷時期 |
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EP8000 780 | ラックマウント | POWER7(3.86GHz) | 64 | 16~2048GB | 4021万5210円~ | 2010年6月30日 |
EP8000 770 | ラックマウント | POWER7(3.1GHz) | 64 | 16~2048GB | 1769万4180円~ | 2010年6月30日 |
EP8000 750 | ラックマウント | POWER7(3.0/3.3GHz) | 32 | 32~512GB | 1109万9340円~ | 2010年3月31日 |