Texas Instruments(TI)は、同社のビデオプロセッサ「DaVinci」シリーズの新製品となる「TMS320DM6467T」を発表した。
同製品は、1GHz動作の6467Tプロセッサを搭載することで、ネットワークビデオアプリケーションでは1080pのH.264の映像を60fpsでデコードすることが可能だ。また、最適化されたサードパーティのソリューションを用いることで、最大同時8チャネルのH.264 D1サイズのリアルタイム・ビデオ・エンコードも可能となる。
6467Tは、1GHzのC64x+ DSPとARM926EJ-S(500MHz)を統合したプロセッサ。DDR2(400MHz)や1080p入出力をサポートする150MHzのビデオポートインタフェースなどを搭載しているほか、2つの統合された500MHzのビデオ/画像コプロセッサ(HD-VICP)により、ビデオプロセッシングの高速化を実現、アプリケーションの効率向上が可能となった。
なお、同製品はすでにサンプル出荷中で1,000ユニット受注時の参考価格は106.95ドルとなっている。このほか、評価モジュール(EVM)も用意されており、こちらは参考価格で1,995ドルとなっている。