NECエレクトロニクスは、携帯電話端末で1,300万画素の写真撮影が可能となる組み込みカメラ向けLSI「CE151」のサンプル出荷を開始した。サンプル価格は4,000円で、量産を2010年4月から月産100万個で計画している。

組み込みカメラ向けLSI「CE151」

同製品は、CMOSイメージセンサと組み合わせることで、基本的な画像処理機能のほか、JPEG圧縮、超解像などを1チップで行うことが可能だ。また、ノイズ除去機能の強弱の調整精度を色ごとに設定できるようにしたことで、従来よりも高画質化を実現している。

さらに、1,300万画素の静止画のほか、フルHD(1920×1080画素)の動画撮影も可能となっている。

加えて、露出制御やホワイトバランス設定の機能改良によるカメラ機能の起動からプレビュー画面表示までの待ち時間の短縮や、ノイズリダクション性能の向上による高感度撮影などによる手ぶれ補正などの改良が可能となり、カメラの高速動作が可能となる。

なお、消費電力も低減が図られており、従来製品比で約25%の削減に成功している。