One of the goals of the Symbian Foundation was to make the source code for the entire Symbian platform available to everyone, free of charge. |
Symbian Foundationは4日(英国時間)、Symbianプラットフォームを完全にオープンソースソフトウェアとして公開したことを発表した。ソースコードのほとんどはEclipse Public Licenseのもとで提供され、それ以外の部分もオープンソースソフトウェアライセンスに準拠したライセンスが採用されている。当初の予定よりも4ヶ月前倒ししたリリースとなった。
Symbianプラットフォームはスマートフォンのプラットフォームとして日本を含め世界中で利用されている。10年以上の開発実績を持ち、これまで世界中の3億3,000万台を越えるデバイスにインストールされているという。モバイルデバイス向けのプロプライエタリプラットフォームがオープンソースソフトウェアになった点からみると大きな変化といえる。
発表によればオープンソースソフトウェアとして提供することで優れたエコシステムを実現していきたいという旨が説明されている。こうしたオープンソースソフトウェア化の流れは、同じくオープンソースソフトウェアとして開発が進められているAndroidに対抗する狙いがあるとみられる。