米Googleが今年後半に、GmailとGoogle CalendarでもInternet Explorer 6を含む旧世代のWebブラウザのサポートを終了させる。Google Appsの管理者に送信された通知メールで明らかになった。
1月27日(米国時間)にGoogle Appsシニア製品マネージャーRajen Sheth氏が、3月1日(同)からGoogle AppsのGoogle DocsおよびGoogle Sitesで旧世代のブラウザをサポート対象外にすると発表した。同日以降Google Appsでサポートされるブラウザは、Internet Explorer 7.0以上、Firefox 3.0以上、Chrome 4.0以上、Safari 3.0以上になる。Googleからの通知メールによると、対象外の古いブラウザではDocsとSitesの動作が遅くなり、また正常に機能しない可能性がある。さらに、2つのアプリケーションに加えて「2010年後半から、Google Mail (Gmail)とGoogle Calendarでも古いブラウザのサポートを段階的に終了させていく」という。これらがGoogle Apps以外のユーザーにも適用されるかは不明だ。
Net Applicationsのブラウザシェア調査によると、2010年1月にInternet Explorer 6がトップから2位に転落したものの、依然20.07%という大きなシェアを維持している。Googleとしては、Webアプリケーションの実行環境にそぐわないWebブラウザのシェアをより早く縮小させることが、同社が推進するHTML5への移行の下地づくりになる。