独SAPは2月2日(ドイツ時間)、コラボレーション/意思決定機能をクラウドで配信する「12sprints」(ベータ版)を公開した。BI機能を統合し、「Google Wave」などのオンラインコラボレーションと差別化を図った。ベータ期間中は無償で利用できる。
12sprintsは人、情報、メソッドの3つの面から効果的なコラボレーションを促進することで意思決定を支援する。ドキュメントの共有のほか、ブレインストーミング、戦略立案、フィードバック収集などのメソッドを提供する。「SAP BusinessObjects Explorer」技術を統合、ビジネスツールとしては、Pro/Conテーブル、クイックアンケート、SWOTマトリクス、コスト/メリット分析などの機能を利用できる。ダウンロードは不要で、オンラインすべての機能を利用できる。
同ツールはベータ公開となり、12sprintsは開発コード名。正式提供の時期は未定だが、有償版と無償版の両方を提供する予定という。