キヤノンは、グラフィックアート向けの大判インクジェットプリンタ「imagePROGRAF(イメージプログラフ)」シリーズに、新製品としてB0ノビ対応の「iPF8300」と、A1ノビ対応の「iPF6350/iPF6300」の計3機種を発表した。
「imagePROGRAF iPF8300」 |
「imagePROGRAF iPF6350/6300」(オプションのスタンド「ST-25」装着時) |
iPF8300は3月上旬より発売され価格は698,000円(税別)、iPF6350は2月中旬より発売され価格は408,000円(税別)、iPF6300は3月上旬より発売され価格は328,000円(税別)となっている。
いずれも新たにプリンタ本体のメカ構成を強化したメカプラットフォームにより、文字・細線の精度、面内均一性を高め色ずれを低減したほか、新顔料インクシステム「LUCIA(ルシア) EX」と新印字プロセスの導入により、黒の品位や暗部階調表現力の向上などを行っている。
iPF8300/iPF6350は80GBのHDDを搭載しており、プリント指示をした用紙種類やサイズが、プリンタにセットされた用紙と異なる場合、その印刷ジョブをハードディスクに保存・保留して、次の印刷ジョブが追い越してプリントする。また、いずれの機種も消費電力の削減が行われ、iPF8300は従来機より約14%、iPF6350/iPF6300は従来機より約30%削減されている。
iPF8300は、最高解像度が2,400×1,200dpi、最大用紙幅は1,118mm、インタフェースは1000Base-T対応LANとUSB、外形寸法はW1,893×D975×H1,144mm(本体のみ)で、本体重量は約143kgとなっている。
iPF6300/iPF6350は、最高解像度が2,400×1,200dpi、最大用紙幅は610mm、インタフェースは1000Base-T対応LANとUSB、外形寸法はW1,177×D670×H344mm(本体のみ)で、本体重量は約51kgとなっている。
いずれも対応OSは、Windows 2000/XP/Vista/7、Windows Server 2003/2008、Mac OS 10.3.9以降。