CEVAは、Mindspeed Technologiesのワイヤレス・ベースバンド・パケット・プロセッサ「Transcede 4000」に同社のDSP「CEVA-X1641」が搭載されることを明らかにした。
搭載されるDSP数は10個で、マルチコア構成となる。これにより、Transcede 4000は次世代モバイル基地局が必要とする性能、柔軟性、低消費電力性を実現することが可能になるという。
Transcede 4000は、CEVAのDSPコアを用いるMindspeedのSoCソリューションファミリの第1弾として計画されたもので、同ファミリはフェムトセルからマクロセルまで、すべての無線インタフェースにおけるネットワークの処理要求をサポートすることが可能になる予定。
なお、Transcede 4000はDSPの48GMAC/sの積和演算性能とRISCの9,000DMIPS性能を併せ持っており、これにより物理とメディア・アクセス制御の両方のレイヤを1つのSoCとして構成することが可能となっている。また、CPRI(common public radio interface)およびsRIO、PCI Expressなどを搭載しており、高いレベルでアプリケーション固有のシステムインテグレーションを可能とする。