撤退が決定した「So-net SNS」

ソネットエンタテインメントは2月1日、「So-net SNS」を2010年6月3日をもって終了すると発表した。ユーザ自身が作成できるSNSとして、他サイトとの差別化を図ってきたが、利用者の伸び悩みやコストバランスなどからSNS事業からの撤退を決定した。

So-net SNSは、ユーザ自身がSNSオーナーになる仕組みを取り入れ、2006年6月にサービスを開始。同社広報によると、2010年1月末現在までに累計69,000件のSNSが開設、約57万ユーザが利用してきた。SNS市場では、多数のユーザを抱える「mixi」「GREE」「モバゲータウン」などが競合するほか、最近では米大手SNS「Facebook」も日本でのユーザ数を伸ばしている。同社は、今回の撤退について、「収益と運営にかかるコストのバランス、ユーザー数の伸び、市場動向等を総合的に勘案し慎重に検討した結果」としている。

サービス終了は2010年6月3日10時。2月下旬より、書き込みデータのダウンロードツールを提供する予定のほか、5月31日(月)より携帯電話向けサービスも順次停止していく。詳細についてはこちらを参照のこと。