日立製作所は2月1日、サウジアラビア王国において教育に関する社会貢献プログラム「日立・サウジアラビア教育プログラム」を実施することを発表した。
同プログラムは今年9月にサウジアラビアの教育関係者6名を約1週間にわたり日本に招き、日本の教育現場や先端的な教育システムの紹介と、帰国後のフォローアップなどを通じ、サウジアラビアの教育の充実に貢献するもの。
同プログラムの参加者は、先進的な理数・国際教育を行っている立命館中学校・高等学校ほか、公立・私立の学校で独自の授業カリキュラムや学校組織のマネジメント方法、理数・国際教育の取り組みについて紹介を受ける予定。
また同プログラムでは、日本の教育関連政策や教員養成・教育システムについて学ぶ機会を提供するほか、帰国後のフォローアップなどを通じ、継続的なサポートも行う予定だ。
日立は2009年10月にサウジアラビアの首都リヤドに支店を開設し、2010年1月26日から29日にリヤド市内で開催された、高等教育国際展示会(International Exhibition for Higher Education)に唯一の日本企業として参加した。同社は同展示会で、電子黒板やデジタルペンなど先進のICT機器による「未来の教室」のデモンストレーションを行った。