Net Applicationsから2010年1月のブラウザシェアが発表された。1月のシェアにはいくつかの順位の変動と、シェア変化の新しい傾向が確認できる。発表されたシェアは次のとおり。
順位 | ブラウザ | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | IE | 62.18% | ↓ | |
2 | Firefox | 24.41% | ↓ | 2期連続下落 |
3 | Chrome | 5.20% | ↑ | |
4 | Safari | 4.51% | ↑ | |
5 | Opera | 2.38% | ↓ | |
6 | Opera Mini | 0.59% | ↑ |
順位 | バージョン別ブラウザ | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | IE8 | 22.31% | ↑ | 2位から1位へ浮上 |
2 | IE6 | 20.07% | ↓ | 1位から2位へ下落 |
3 | Firefox 3.5 | 17.10% | ↑ | |
4 | IE7 | 14.58% | ↓ | |
5 | Firefox 3.0 | 5.29% | ↓ | |
6 | Chrome 3.0 | 3.92% | ↑ | |
7 | Safari 4.0 | 3.55% | ↑ | |
8 | IE8互換モード | 2.79% | ↓ | |
9 | Opera 10.x | 1.65% | ↑ | |
10 | Chrome 4.0 | 0.75% | ↑ | 12位から10位へ浮上 |
11 | Firefox 3.6 | 1.07% | 11位に登場 | |
12 | Firefox 2.0 | 0.79% | ↓ | 10位から12位へ下落 |
13 | Opera 9.x | 0.70% | ↓ | 11位から13位へ下落 |
ブラウザ別でみるとIEがシェアを落としそのほかのブラウザがシェアを増やす傾向が続いていたが、この2カ月間、Firefoxも連続してシェアを減らしている。興味の傾向やシェアの変動、Chromeにおけるエクステンションの登場を加味すると、FirefoxユーザがChromeユーザに移行しつつある可能性がある。
バージョン別でみると、ついにIE8のシェアが1位になった。IE7の下落後1位をキープしてきたIE6は継続してシェアを落とし、2位に達している。ただし、Firefox 3.6がリリースされたため3位につけたFirefox 3.5は今後シェアを減らすとみられる。IE6の2位の座はしばらく揺るがないとみられる。
登場したばかりのFirefox 3.6は11位に登場。Chrome 4.0は10位に浮上した。Chromeのシェアは5.20%であり、継続して強い成長を見せている。Opera Miniは安定した成長を見せており、モバイルブラウザとして高いシェアを確保していることがわかる。