ネットレイティングスは27日、ニールセン・ネットレイティングスのインターネット利用動向調査「NetView」における2009年12月の結果を発表した。これによると、韓国の大手検索ポータル「NAVER」日本版への訪問者が順調に増加していることがわかった。同サイトが提供する「NAVERまとめ」が牽引役となっている。

2009年12月のNAVER訪問者数は約134万人。同社によると、訪問者増の牽引役となったのは「NAVERまとめ」。ユーザたちが、テーマ別にリンク/ 画像/ 動画などのまとめページを作成できる機能が好評を博し、同月で約85万人を呼び寄せる人気コンテンツとなっている。ネットレイティングス シニアアナリストの鈴木成典氏は、「CGMの要素を取り入れ、ロボット検索との差別化を図った」ことが急成長の要因と説明している。一方、検索エンジンとしての利用者数は横ばいで成長傾向は見られなかった。

NAVERの日本での訪問者数推移(家庭と職場からのアクセス) ※ネットレイティングスサイトより

NAVERは2005年に日本市場を撤退後、2009年7月に再上陸。最近では、5GBの無料オンラインストレージサービス「Nドライブ」や写真補正サービス「NAVERフォトエディター」を提供するなど、日本での積極的なサービス展開を見せている。