あなたは勤めている会社がWikipediaに載っているかどうか調べたことはあるだろうか。Wikipediaに掲載されていると、ある程度は信用が置かれる会社のような気がする。逆に言えば、あまり知られていない会社ならWikipediaに自社の情報を載せることで信用を高めることができるかもしれない。
「Inc.」というSMB向けのWebサイトで「Wikipediaをマーケティングツールとして使おう(原題: Use Wikipedia as a Marketing Tool)」という記事に、Wikipediaへ自社の記事を載せるための注意点が書かれてあるので紹介しよう。
1. 普通のPRから始める
プレスリリース、SNS、ブログを行うことにより、まずは知られるようにする。Webサイトには常に最新情報を掲載すること。
2. Wikipediaでボランティアをする
あなたの専門分野、顧客、業界などについての記事に情報を追加したり、文章を直してみる。これによりWikipediaの世界を理解できるようになる。
3. 自社をWikipediaで検索する
すでに他の記事に自社のことが書かれているかもしれない。その場合は、イチから自社の記事を作らずに、その記事に情報を追加することから始める。
4. 社内の専門家を探す
社内にWikipediaのボランティアがいる場合はその人の知恵を拝借しよう。
5. Wikipedia自体から学ぶ
Wikipedia自体に記事の作り方についての記事がある。ボランティアに問い合わせることもできる。
6. 短い記事から始める
最初から500ページもの記事を書いてはすぐに削除されるのがオチ。まずは2、3行の記事から始める。
7. 外部リンクを含める
Wikipediaの記事には既存の情報への参照があるべきなので、外部リンクを最初から含めておくのは良い考え。ただしあなたの会社のサイトへのリンクは最初はやめたほうがよい。
8. 議論のページを使う
Wikipediaのすべての記事に議論のページ(日本語版ではノート)があるので、記事への情報追加を紹介したり、アドバイスをもらったりするなど、十分に活用する。
9. 鈍感になる
不当な書き込みに遭遇したときはWikipediaコミュニティに訴えるのがよい。自分自身で記事を修正するのは検閲のように見える。
とくに中小企業の方々は参考にするといいだろう。