滋賀県警東近江署は22日、インターネットオークションを利用し、権利者に無断で複製したコンピュータソフトを販売していたとして、埼玉県川口市の64歳の無職男を、著作憲法違反の疑いで逮捕した。コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が25日発表した。
男の容疑は、2009年10月14日~28日ごろに、3回にわたり、アドビ システムズが著作権を有する「Adobe Illustrator 10 日本語版」を権利者に無断で複製し販売したというもの。東近江市の男性他2人に対し、これらを計15,000円で販売した疑い。
ACCSによると、男はオークション出品画面上で、商品の状態を「中古」とし、「CDソフトシリアルのみの出品となります(付属物ではありません。ご理解できる方の参加をおねがいします)、ユーザー登録できません。」と説明し、5,000円で販売していた。なお、同ソフトの正規品価格は、79,500円(税込)。
2009年11月に商品を購入した男性が東近江署に被害相談し、相談を受けた署員がACCSを通じて著作権者へ連絡したことから、事件が発覚したという。警察の調べでは、男はこれまでに24枚の海賊版を販売したと供述しているとのこと。東近江署は23日、男を大津地検に送致した。