Google Web Search

Webサイトのどようにデザインするか、何を指針としてリンクやボタンをどこに配置するか、それぞれのサイズをどうするかなど、Webデザイン時に検討しなければならないことは多岐にわたる。しかもこうしたデザイン如何で、実際にソフトウェアをダウンロードしてもらえるか、サービスを使ってもらえるか、ログインしてもらえるか、閲覧して欲しい情報にたどり着いてもらえるかが大きく左右される。とても悩ましい問題だ。

Google Browser Sizeのラッピング画面

こうしたWebサイトデザインに使えるひとつの指針を、Google AnalyticsチームのJesse Nichols氏がOfficial Google Website Optimizer Blog: Change the way you see your site with Browser Sizeにおいて紹介している。同記事ではWebサイトへ訪れるユーザがどのようにそのサイトを見ているのかはGoogle LabsのBrowser Sizeを使ってチェックすることができ、新しい視点を得るのに役立つという内容になっている。

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Browser SizeはGoogle.comの訪問ユーザのデータをベースに、どの程度の割合のユーザがスクロールすることなくその領域を見ることができるかを表現したもの。たとえば90%の領域であれば、訪問者のうち90%はスクロールすることなくその領域を見ており、残りの10%はスクロールしなければそこを見ることができない。この指針にしたがえば、重要な情報は左上に掲載した方がいいということになる。

Browser Sizeの利用方法は簡単だ。http://browsersize.googlelabs.com/にアクセスしたらチェックしたいサイトのURLを入力して「Go」ボタンを押す。オーバーラップするBrowser Sizeの透明度は上部のグラデーションをクリックすることで変更可能。