米YouTubeは20日(現地時間)、公式ブログを通じて、ビデオレンタルサービスとHTML5対応プレイヤーの試験的な提供を明らかにした。

ビデオレンタルはサンダンス映画祭とのパートナーシップで、「The Cove」「Bass Ackwards」「One Too Many Mornings」「Homewrecker」「Children of Invention」の5作品を1月22日から31日までレンタル可能にする。New York Timesによるとレンタル料金は3.99ドル。支払いにはGoogle Checkoutを利用する。

規模や種類に関係なく、コンテンツクリエイターが世界中にビデオを有料提供できる手段としてビデオレンタルを定着させるのがYouTubeの狙い。そのために、まず独立系映画の祭典であるサンダンスを選んだ。さらに数週間中に、医療、教育分野のパートナーとのテストも開始するという。

HTML5ベースのビデオプレイヤーは、テスト中の機能を公開するラボサイト「TestTube」での取り組みだ。デモビデオを視聴するには、Chrome、Safari、ChromeFrameを導入したInternet Explorerなど、videoタグとh264をサポートするWebブラウザが必要になる。現時点では、キャプション、注釈、広告などを利用できないシンプルなプレイヤーだが、今後数カ月のうちに機能を追加した新バージョンのプレイヤーを投入する計画だという。