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Alyssa Gregory氏がSitePointにおいてHow to Use a SWOT Analysis to Blast Your Business Out of Complacencyのタイトルのもと、この不景気を乗り越えてチャレンジしていくための方法のひとつとしてSWOT分析を紹介している。不景気な現状では企業としての消費は抑えられ、現状を維持するためにリスクを抑えようとする傾向がみられるが、こうした状況を打破していくつもりがあるのなら、SWOT分析は戦略計画ツールとして採用を検討すべきものだという内容になっている。
SWOT分析(SWOT Analysis)はある目標が到達可能であるかどうかを評価するための戦略計画ツール。その目標へ向かって作業進めるかどうかを意思決定する場合に利用される。目標に対する組織やプロジェクト、個人などの特徴と周辺状況を次の4つの視点からまとめ、そして目標が到達可能であるかどうかを分析するという手法。目標が達成できそうにないとわかったら、ふたたび目標を変更して分析を実施する。
- 強み Strengths (内部の良点)
- 弱み Weaknesses (内部の悪点)
- 機会 Oppotunities (外部の良点)
- 脅威 Threats (外部の悪点)
SWOT分析は簡単で実施しやすく、目標が明確であるほど有益な分析方法だとされている。しかし分析が主観的になりやすく、方法を間違えると効果が得られにくい。How to Use a SWOT Analysis to Blast Your Business Out of Complacencyではほかの分析方法とともに利用するとともに、SWOT分析を成功させるためのテクニックとして、次の方法を紹介している。
- 強みと弱みは現実的にそして正直に書く
- 簡潔に保つ
- 組織の外部の人間にフィードバックを求める
- 建設的な批判は受け入れるようにする
- マトリックスの個々の要素を深追いしすぎない
- 曖昧にせずにはっきりさせる
SWOT分析を実施したら、実際に目標を実現すべく分析結果をレビューし、計画を立案する。計画立案にあたって注意すべき事柄として次の内容が紹介されている。
- 強い領域を検討し、さらに強化するための方法をリストアップする
- 弱い部分を減らすための方法をブレインストーミングする
- 機会をとらえていくために計測可能な目標を設定していく
- 脅威を減らすためにどのように強みを活かせばいいか検討する
How to Use a SWOT Analysis to Blast Your Business Out of ComplacencyではSWOT分析から得られるデータは戦略的な計画を立案するための最初のステップとして役立つものだと説明されており、業務を変えていく最初の取り組みとして使うことができるとされている。