養命酒製造は1月18日、携帯電話によるインターネットリサーチによって実施した「20代OLの男性上司との関係と未病の実態に関するアンケート」の結果を発表した。同調査では、女性会社員が男性上司との関係から、未病(病気の手前の状態)になっていないかなどを調べている。

回答者である30才以上の男性上司を持つ全国の20代女性会社員1,000名に、健康状態を聞いたところ、「健康(46.6%)」、「未病(46.2%)」、「病気」(7.2%)となった。また、上司の健康状態については、「健康」が56.8%、「未病」が32.8%、「病気」が10.4%だった。

上司の健康状態と本人の健康状態との関連を見てみると、本人が「健康」な場合は上司の健康状態は「健康」が68.0%と、全体(56.8%)と比べて高く、同様に本人が「未病」の場合は上司の健康状態は「未病」が41.6%で、全体(32.8%)よりも高いという結果だった。

上司との人間関係を健康状態にたとえて回答する問いでは、「非常に健康な状態」が7.9%、「まぁまぁ健康な状態」が62.5%で、「未病の状態」が23.9%、「病気の状態」が5.7%と、健康な状態(「非常に健康な状態」と「まぁまぁ健康な状態」)が優勢だった。

上司との人間関係を健康状態にたとえると? 資料:養命酒

これを上司と本人の健康状態別に見ると、双方が「健康」な場合は人間関係も89.6%が健康な状態である一方、双方が「未病」または「病気」の場合は人間関係が健康な状態であるのは58.2%という結果となり、「上司と部下の体の健康状態」と「上司と部下の人間関係の健康状態」には関連性が見られた。

自分の健康状態を「未病」だと感じる人における「未病であることの上司の影響度」は? 資料:養命酒

また、本人の健康状態を「未病」と感じる人に上司の影響度を聞いたところ、全体では「影響がない」(「あまり影響はない」と「全く影響はない」の合計)が60.1%と、上司の影響がないとする人が過半数だった。

しかし「上司との人間関係」が「未病」または「病気」の状態である人については、上司の「影響がある」(「非常に影響がある」と「やや影響がある」の合計)という回答が73.8%となった。

同調査では、上司とのメールのやり取りで、元気づけられる言葉や内容についても聞いている。全体では「よくやったねといった褒め言葉」(41.4%)と「君がいてよかったと存在価値を高く評価されたとき」(40.9%)と、本人を評価する言葉の回答が多かった。これらに、「頑張った甲斐があったねといった慰労の言葉」(32.4%)、「上司の誠意が感じられる内容」(32.3%)、「一緒に頑張ろうといった連帯感のある言葉」(28.6%)、「オレが責任を取るからといった上司の責任感ある言葉」(28.5%)が続いた。