OKIデータは、グリッドマーク・ソリューションズとの共同開発に寄り、スキャナーペンで紙に触れるだけでパソコン画面にリンクした映像や音声などが起動する印刷物の作成パッケージソフト「グリッドレイアウタ」を発売する。

同ソフトは、紙に印刷した見えない2次元コードをスキャナーペンで読み取ることによって、パソコン内の各種コンテンツとリンクさせ、紙媒体の限られた表現範囲に動画、音声、インターネットといったデジタル情報を付加し、印刷物に表現力を与えるグリッドマーク・ソリューションズの新技術「Grid Onput」を採用。

従来は、写真や文字などの印刷物に特殊なドットコードを割り付けて印刷する必要があり、大型印刷機の使用による時間とコストの削減が課題となっていたが、同ソフトを用いることによって、OKIデータのグリッド認定プリンタ(順次追加予定)で印刷し、コードをパソコン内の各種コンテンツとリンクさせることができる。

ラインナップは、プロ用ソフトと、作成したソリューションを販売できるパッケージソフトでシステムインテグレータ向けの「グリッドレイアウトプロ」と、機能が限定されるとともに、作成したソリューションは個人使用に限定される個人向け限定版「グリッドレイアウタ スイート」の2種類が用意されるとのこと。

価格は、グリッドレイアウトプロが157万5000円で、グリッドレイアウタ スイートが10万5000円。発売は1月末を予定。