米Adobe Systemsは1月12日(米国時間)、「Adobe Reader 9.3」「同 8.2」および「Adobe Acrobat 9.3」「同 8.2」をリリースしたと発表した。
今回のリリースでは、昨年末より公表されていた複数の脆弱性を回避するプログラムを取り込んでいる。その中には、現在流行中のガンブラー関連の脆弱性に対応するものも含まれており、同社ではAdobe Reader/Acrobat 9.2もしくは8.1.7以前のバージョンを利用しているユーザーに対して、早急に更新するよう呼びかけている。
Adobe Reader/Acrobat 9.2および8.1.7以前のバージョンのバージョンに関しては、細工されたPDFファイル等を開くことで、不正終了を引き起こしたり、第三者が作成した任意のコードを実行してしまったりする可能性があると指摘されており、Acrobat JavaScriptの使用をやめるなどの対応策をとることが勧められていた。
なお、Adobe Acrobat 7.xについては、2009年12月28日でサポートが終了している。