日立製作所は1月13日、メインフレーム製品のエンタープライズサーバ「AP8800」において機能強化を実施し、1月14日から販売を開始すると発表した。
同製品では、大規模システム構築向けを強化するとともに、データベースの機能を強化することで業務プログラムの開発効率と運用性の向上を実現している。
大規模システム構築向けの機能としては、 同製品1台当たりのFIBARCチャネル数を256台(従来は最大144台)まで拡張できる「FIBARC拡張機構3」、大容量メモリを有効活用する64ビットアドレッシング機能の「XDM/RD E2」のSQL解析結果への適用拡大、同製品と周辺装置との接続を行う外付装置「FIBARCディレクタ」の提供が行われる。
リレーショナルデータベース「XDM/RD E2」においては、業務プログラムの開発効率を向上する生成列機能を実現し、既存システム環境におけるセキュリティ強化時の運用性を向上する機密保護導入支援機能を提供する。
そのほか、オープン系テープ装置へのアクセス制御を行うソフトウェア「DMFOPDS」で、磁気テープによるデータ交換と同等な記録形式をサポートし、LTO媒体に対応する。
以下が、新製品・新機能の価格と出荷時期となる。
製品名・機能名 | 価格(税込) | 出荷時期 |
---|---|---|
FIBARC拡張機構3 | 月額5万2,500円 | 4月1日 |
FIBARCディレクタ | 月額262万5,000円 | 4月1日 |
プロセッサ資源分割管理機構支援「PRMA E3」 | 月額50万4,000円 | 4月1日 |
リレーショナルデータベース「XDM/RD E2」 | 月額37万8,000円~ | 2月5日 |
データ管理機能/オープンデバイスサポート「DMFOPDS」 | 月額15万7,500円~ | 4月1日 |