IT総合企業に向けて「成長」しよう!

明けましておめでとうございます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

CTCグループでは2009 年のスローガンに「変革」を掲げ、ビジネスを展開してきました。2009年は業界再編やベンダー各社のワンストップ化が進み、まさに変革の年だったといえます。CTCにとっては、ビジネスモデルの変革を進めるとともに新規サービスの開始など、クラウドコンピューティングやグリーンITといった大きな潮流の中で、布石を打つことが出来た1年でした。顧客企業はIT 投資を控えているものの、依然として戦略的分野への潜在的なニーズは高く、IT資産の所有から共有へのニーズの変化、環境意識の高まりなど、IT投資意識の変化が見られます。

CTCでは、2006年より毎年スローガンを掲げてビジネスを推進してきました。2010 年は、これまで掲げた、「挑戦」、「飛躍」、「進化」、「変革」という言葉を踏まえ「成長」としました。これまでCTCは、大規模インフラの構築実績や製品、技術の品揃え、海外ベンダーとのリレーションなど、特定の領域で存在感を発揮してきましたが、今後さらに成長していくためには、より一層CTCグループの総合力を発揮しなければなりません。また、様々なことに先行投資するための経営規模も重要となります。

IT総合企業として、引き続き、「サービス」、「開発・SI」、「製品販売」の3つの事業領域をバランスよく強化することで、安定した収益基盤の形成を目指すとともに、顧客ニーズにワンストップで対応し、基幹系システムの構築やフルアウトソーシングなどにも積極的に取り組む所存です。さらに、数年前から取り組んできた、仮想化統合基盤の構築ビジネスの加速に加え、クラウドビジネスを強化します。

プライベートクラウド関連では、ITインフラ統合のコンサルティングサービスや仮想化環境構築のためのソリューション、仮想化環境の導入後の運用支援サービスが、そしてパブリッククラウド関連では仮想化されたハードウェアをサービスとして提供する「IT 統合基盤サービス」や、その上で稼働する物流最適化のためのサービス、メールASP サービスなどが既に始まっています。今後も、グループ内のリソースをフル活用するとともに、各組織が連携してサービスメニューの拡充を図り、顧客ニーズに迅速に対応してまいります。

サービスメニューの拡充のみならず、開発力の強化、プライムコントラクターとしてのプロジェクトマネジメント力、海外ベンダーとの連携などに一層磨きをかけ、IT 総合企業として存在感を一層高める年としたいと思います。