NTTデータは1月4日、中国の北京宇信易誠科技有限公司(Yucheng Technologies Limited)と中国・天津市に合弁会社「宇誠聨融データ有限公司」を設立することに合意したと発表した。合弁会社の出資比率はNTTデータが51%、Yucheng Technologiesが49%で、NTTデータの連結子会社となる。
Yucheng TechnologiesはNASDAQに上場している。同社は主に中国の金融機関に対してITサービス/ソリューションを提供しており、中国国内ではインターネットバンキングで強みを持つ。
同社はYucheng Technologiesから共同利用型インターネットバンキング事業の譲渡を受け、同事業を基盤に中国国内の金融機関に向けクラウド型ビジネスを展開し、設立は2月上旬に予定されている。
NTTデータは昨年発表した新中期経営方針において、グローバル化推進を掲げており、中国にオフショア開発会社を持つビー・エヌ・アイ・システムズを買収するなど、中国に対し積極的に事業を拡大している。