大阪の通天閣を運営する通天閣観光は12月24日、経済不況の影響を受けている大阪の街を盛り上げることを目標に、「通天閣ロボット化計画・製作委員会」を立ち上げたことを発表した。
同委員会では、この計画によりより多くの人たちを大阪に誘致すると同時に、大阪が産業の最先端を担い、日本経済を牽引していることを認知してもらうために、通天閣がロボットとなって各地方へ向けて大阪、新世界、日本橋のアピールをしていくことを計画している。
通天閣ロボットは2足歩行型ロボットで、「日本橋でんでんタウン・ロボット連絡会」が全面支援する形で大阪の日本橋商店街で設計から材料、加工、造形にいたるまですべてを賄うことを目指す。製造費用はおよそ1,000万円を見込む。
キャラクターデザイン担当は、大阪府北区にあるデザイン会社グラフィックパワー代表でありデザイナーの中村拓哉氏。同氏は同発表に際し「わざわざ等身大ロボを建立するでもなく、新世界に行けば簡単にその迫力を実感出来ます。3DCGのパフォーマンスと相まって人気ロボへと成長して欲しい。通天閣ファンはもとより、 通天閣ロボファンを開拓し、新しいロボット文化に発展して行く事を強く望んでいます。 結果、大阪に人が集まり活気が生まれる…そんなロボットになってくれれば良いですね」とコメントを寄せている。
身長は約1.7m、体重はおよそ30kgで、身長に関しては世界最大の2足歩行ロボットとしてギネス申請を計画中としている。
完成は2010年春ころを予定しており、「大阪元気プロジェクト」として、イベントやテレビCMへの出演のほか、観光地訪問や全日本タワー協議会に所属する19塔への挨拶めぐり、ゆるキャラ選手権への参加、気象情報番組への出演などを狙っていくとする。