マイコミジャーナルは、「Adobe Creative Suite 4」のパッケージデザインならびに、フォトレタッチツールなどで加工したデジタル写真を募集した「Adobeクリエイティブコンテスト」の審査結果を発表した。
同コンテストは「アートワーク部門」と「フォトアイデア部門」の2部門が設けられ、9月30日に作品の受付を終了。7月1日~11月3日の期間にWebサイト上で作品が公開され、一般読者の投票も受け付けていた。応募総数は、アートワーク部門一般の部に405点、同部門学生の部に137点、フォトアイデア部門に27点となっている。
アートワーク部門では、『あなたが考える「Adobe Creative Suite 4」のパッケージデザイン』をテーマとした作品を募集。プロ・アマ・学生不問の一般の部と、専門学校・スクールの受講生を含む学生の部に分かれて審査が行われた。また、フォトアイデア部門は、学生を対象に楽しくてアイデアに満ちたデジタル写真を募集。デジタルカメラやカメラ付携帯電話など撮影した写真を、フォトレタッチツールなどで自由に加工しても良いというルールとなっていた。審査は、審査員長のデジタルハリウッド学校長・杉山知之をはじめ、Flashクリエイター・青池良輔、アートディレクター・竹田良雄の3名が行った。
アートワーク部門一般の部で最優秀賞を獲得したのは、ワカキ燕さんの作品「紡ぐ、創造の使者。」。審査員長の杉山氏は「素材としてカラスの羽根を選んだコンセプトがしっかりとしていますし、ロゴデザインもレベルが高いですね」とコメントしている。その他、同部門一般の部でデジタルハリウッド賞を受賞したのはmogmogさんの作品「才能の種」、同部門学生の部で最優秀賞を獲得したのはvitaさんの作品「A Flash」となった。
フォトアイデア部門の最優秀賞を獲得したのは、i-senseiさんの作品「ルンルンルン♪」。杉山氏は「撮影前にイメージを完成させ、手作業でできる部分はやりきってからデジタルツールで補った、というアプローチが評価できます」とコメントしている。
杉山氏は総評として、「1回目のコンテストということでしたが、思いのほかレベルが高い作品が数多く集まりました。プロからアマチュアも含めと本当に多種多様なアイデアが埋もれていると感じました」と語った。受賞した作品は以下の通り。
「Adobeクリエイティブコンテスト」最優秀賞作品
撮影:中村浩二