アドビシステムズでは現在、「Photoshop Elements 8」で年賀状を作成するためのテンプレート素材が無料で使えるスペシャルコンテンツ「4ステップで作る年賀状」を、同社のウェブサイト「アドビDIYスタジオ」で提供している。Photoshop Elements 8の無料体験版と併せて使えば、写真を活かした楽しい年賀状を簡単に無料で作ることが可能だ。
今年撮り溜めた写真を使って、無料で年賀状を作成しよう
Photoshop Elementsは、ご存知の通りプロ向け画像編集ソフトとして世界的なスタンダード製品「Photoshop」をパーソナル向けにした廉価版だ。廉価版と言っても、商業印刷やハイクォリティなレタッチを大量に行うような用途でない限り、機能的に不満を感じることはないだろう。
写真の「編集」モードでは、プロ向けの機能を移植した高度なレタッチや合成、フィルタ機能などを簡単に利用できる「ガイド機能」を搭載。また写真の「整理」モードでは、バラバラのフォルダに保存した大量の写真をアルバムやタグで手軽に整理し、プリントやメール配信をスムーズに行うことができる。
「4ステップで作る年賀状」では、これらの機能を活用して写真を使った年賀状を作る方法を紹介している。また、無料で使える20種類のテンプレートが用意されており、用意した写真を合成して技の効いた年賀状を手軽に作成することが可能だ。
年賀状作成「STEP1」 無料体験版を入手する
では、このスペシャルコンテンツで紹介されている年賀状の作り方を、順を追って見ていこう。まずは、Photoshop Elements 8 無料体験版をダウンロードし、PCにインストールする。ダウンロード時にはAdobe IDが必要となるので、初めての人はIDの作成が必要だ。
ダウンロードするファイルの容量は約1GB。ADSLの1.5MBや5MBなどを利用している人にはちょっとツライかもしれないが、気長に待とう。ダウンロードされたファイルをダブルクリックすると、自動的に解凍される。解凍されたフォルダ内の「Setup.exe」をダブルクリックすると、インストールが始まる。
また、無料のテンプレートダウンロードページから、利用したいデザインをダウンロードする。こちらも圧縮されているので、解凍しておく。
年賀状作成「STEP2」 整理モードで写真を選ぶ
Photoshop Elementsを起動し、「整理」モードを開く。ここではあちこちのフォルダに散らばった写真を読み込み、ひとつの「アルバム」にまとめたり、「タグ」を付けて整理しておくことができる。今年撮ったお気に入りの写真を集めて一覧し、年賀状に使いたい写真を絞り込んで選択しておく。
年賀状作成「STEP3」 テンプレートに選んだ写真をはめ込む
「整理」モードをいったん最小化しておき、「STEP1」でダウンロードしたテンプレートのファイルを開く。開いたら、左下の「開いているファイルを表示」から「Elements Organizerで選択したファイルを表示」を選ぶと、「STEP2」で選択した写真のサムネイルが表示される。
このサムネイルを、開いたテンプレートのグレーのエリアにドラッグ&ドロップすれば、簡単に合成されるようになっている。
年賀状作成「STEP4」 異動ツールでデザインを微調整
最後に、左上の「移動ツール」を使って配置された写真や文字の大きさ・位置などを調整し、バランス良く仕上げる。「STEP3」で配置した写真を動かしたい場合は、右クリックで「フレーム内の写真の位置」を選択すると、内側の写真だけを拡大・縮小や回転させることが可能だ。
完成したら「ファイル」の「プリント」から、用紙サイズなどを設定してプリントする。「4ステップで作る年賀状」では、これらの操作を詳しく説明しているほか、ちょっとした画像の補整や文字の入力方法などのTipsも採り上げられている。
全部見せます、簡単に使えるテンプレート
下の掲載したのが、今回提供されているテンプレートの一覧だ。グレーのエリアにすぐに写真をはめ込めるようになっているので、手間無しで合成が可能だ。ダウンロードはこちらのページから。
次回は、実際にPSE無料体験版とテンプレートを使った年賀状作成の具体的な手順とTipsを紹介する。