NXP Semiconductorsは、1チップで3DTV、FRC(Frame-Rate Conversion)およびローカルバックライトディミングをサポートするビデオ・コプロセッサ「PNX5130」を発表した。すでにサンプル提供を開始している。
同製品は、画像処理を担当していたFPGAを用いなくても3DTVを実現することが可能で、システムコストを低減しながら、3D対応テレビを実現することが可能となる。一般的なすべての3DTVフォーマットのラインインターリーブ表示とフレームインターリーブ表示の両方への変換を実現するとともに、PNX5130の柔軟なアーキテクチャはSpatial 3D、Temporal 3D、3D/Depthなど一般的なほとんどのフォーマットのエンコードと表示をサポートしている。
また同製品は、MEMC(Motion Estimation, Motion Compensation: 動き推定、動き補正)のサポートに対応するPNX5100プラットフォームのアーキテクチャが基盤となっており、MJC機能、シャープネス改善、精彩な色管理のすべてを1つのデバイスで提供する独自の次世代技術「MAPP(Motion Accurate Picture Processing)」を実装している。
なお、同製品に対応した最終的なソフトウェアのリリースは2010年第1四半期に開始される予定となっている。