WSJ日本版がオープン |
ウォール・ストリート・ジャーナル・ジャパンは15日、米金融経済誌The Wall Street Journal(WSJ)の日本語版ニュースサイトをオープンした。アジア圏言語では中国語版に続き2番目の開設。投資家などを対象に有料(一部無料)でニュースを提供していく。
「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版」(以下、WSJ日本版)では、WSJに掲載される記事の中から日本のビジネスリーダーや投資家に適したものを厳選し、タイムリーに日本語に翻訳して提供する。提供本数は20~30本/日を予定し、翻訳は意訳や全文訳を使い分け、スクープなど記事の性質に合わせて掲載タイミングを最適化していく。
記事は有料配信(一部無料)。購読料は1カ月契約が1,980円、6カ月契約が9,960円(月換算1,660円)、年間契約が16,560円(月換算1,380円)。
北尾吉孝氏 ウォール・ストリート・ジャーナル・ジャパン代表取締役 |
同サイト開設の説明会でWSJ日本版を運営するウォール・ストリート・ジャーナル・ジャパン代表取締役(SBIホールディングス 代表取締役CEO) 北尾吉孝氏は、世界規模で一体化する株式市場の中で「グローバルな情報が必要不可欠となっている」とし、日本従来の金融経済報道とは異なる分析力を持ったWSJの記事の有用性を強調。翻訳に限らず、日本独自の情報を海外に発信する考えも示した。また、各種金融系サービスを提供するSBIグループとしても、顧客に対する金融経済情報の提供メディアとして、WSJ日本版がもっとも適しているとした。