マカフィーは12月15日、PCユーザーが新年を迎えるにあたって注意すべき最も危険なオンライン詐欺のリスト「2010年、12のオンライン詐欺」を発表した。
年末年始にサイバー犯罪者の活動がより活発になることから、同社は今回の発表を行った。Consumer Reports誌の調査「2009 State of the Net Survey」によると、サイバー犯罪者は過去2年間で、80億ドルを個人ユーザーからだましとっているという。
同社が警鐘を鳴らす12のオンライン詐欺は以下のとおりだ。
- チャリティフィッシング詐欺
- 宅配業者からの偽請求書
- ソーシャルネットワーキング
- 電子メールで送られる危険なグリーティングカード
- 豪華な宝飾品の偽購入案内
- オンラインショッピングにおける個人情報の盗難
- フリーソフト検索
- 仕事紹介の電子メール詐欺
- オークションサイト詐欺
- パスワード盗用詐欺
- 電子メールを使った銀行詐欺
- ランサムウェア詐欺
ランサムウェア詐欺とは、コンピュータのファイルを乗っ取って暗号化し、読み取りやアクセスが行えないようにして、ファイルを元に戻す見返りとして金銭の支払いを要求する犯罪だ。
同社はインターネットユーザーに対し、PCと個人情報を保護するために、「絶対に電子メールのリンクをクリックしない」、「最新のセキュリティソフトウェアを使用する」、「セキュアなネットワークでオンラインショッピング、バンキングを行う」、「異なるパスワードを使用する」、「常識を働かせる」の5点を守るようアドバイスしている。